ストーリーブックとは?
ストーリーブック(Storybook)はクリエイションに付属するナレッジベースで、個別に設定可能な複数のエントリで構成されています。会話中、エントリはトリガー条件に基づいて AI のコンテキストに自動的に注入され、背景知識・世界観設定・シーン情報を補完します。
エントリ
ストーリーブックは複数のエントリ(Entry)で構成されます。各エントリは独立した知識の断片であり、トリガー方法と注入動作を個別に設定できます。
主要フィールド
| フィールド | 説明 |
|---|---|
| 名前 | エントリの識別ラベル(管理用) |
| 内容 | AI のコンテキストに実際に注入されるテキスト |
| トリガーモード | 常駐(常に注入)またはキーワードトリガー |
| トリガーキーワード | キーワードモードでのみ有効。マッチ時に注入が発動 |
| トリガー確率 | 0〜100%。トリガー時に実際に注入される確率を制御 |
| 挿入位置 | エントリをコンテキストのどこに注入するか |
| メッセージロール | system / user / assistant として注入 |
| 深度値 | 深度指定挿入時に有効。値が大きいほど最新メッセージから遠い位置に挿入 |
エントリトグル
ストーリーブックの一覧ページで、各エントリにはトグルスイッチがあります。このスイッチはエントリが有効状態かどうかのみを制御します。
- オン:エントリはスタンバイ状態。AI に実際に送信されるかはトリガーモードに依存します(常駐なら直接送信、キーワードならトリガー待ち)。
- オフ:エントリは完全に無効化。トリガー条件が満たされても AI には送信されません。
トリガーモード
常駐(Constant):エントリは常に注入されます。条件は不要です。キャラクターの核心ルール・固定世界観設定など、会話全体を通じて有効にしたい内容に適しています。
キーワード(Keyword):会話中に一致するキーワードが登場したときのみ注入が発動します。サブキャラクター情報・特定の場所の説明・イベント背景など、必要なときだけ読み込む内容に適しています——関連コンテンツが登場したときのみトークンを消費します。
挿入位置
エントリはコンテキストの異なる位置に挿入でき、AI の情報優先度に影響します:
- キャラクター定義の前 / キャラクター定義の後
- 深度指定挿入:深度値と組み合わせて、最新メッセージから特定の距離にエントリを挿入
- メッセージロール指定:system、user、assistant として注入し、AI のコンテンツ解釈に影響
グローバル設定
ストーリーブックにはすべてのエントリのデフォルトマッチング動作となるグローバル設定があります。個々のエントリは自身の設定で上書き可能です:
| 設定 | 説明 |
|---|---|
| スキャン深度 | キーワードをスキャンする過去のメッセージ数 |
| 大文字小文字の区別 | キーワードマッチングで大文字小文字を区別するか |
| 完全一致 | キーワードが部分一致でなく完全一致で現れることを要求するか |
| 再帰スキャン | トリガーされたエントリの内容もキーワードマッチングに参加し、連鎖的に他のエントリをトリガーできる |
活用シーン
- 世界観設定:地名・組織・歴史的出来事——言及されたときのみ注入し、無駄なトークン消費を防ぐ
- サブキャラクター情報:ある名前が会話に出たとき、そのキャラクターの詳細説明を自動補完
- シーン描写:特定の場所が登場したとき、環境の雰囲気を自動注入
- 常駐ルール:常に有効な行動制約・フォーマット要件・キャラクターの一線
エントリ詳細の非表示
クリエイターはエントリの詳細を非表示に設定できます。非表示にすると、ユーザーはエントリの内容を閲覧も編集もできず、オリジナル設定はクリエイターが完全にコントロールします。
AI への影響はなく、これらのエントリを通常通り読み取って使用し続けます——非表示にするのはユーザーに対してコンテンツを隠すだけで、ストーリーブックの実際の効果には影響しません。
核心的な世界観設定を保護したい、ユーザーに重要なルールを変更させたくないシーンで特に有効です。
ヒント
- すべてを常駐にするのではなくキーワードトリガーを適切に使うことで、不要なトークン消費を大幅に削減できます。
- 再帰スキャンは強力ですが、複数のエントリが連鎖的にトリガーされる可能性があるため、慎重に有効化してください。